ファーストリテイリングの上期(20年9月~21年2月)連結業績は、微減収増益だった。売上収益1兆2028億円(前年同期比0.5%減)、営業利益1679億円(22.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益1058億円(5.4%増)。欧米は落ち込んだが、日本、中国の販売が好調に推移した。
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国内ユニクロは既存店売上高が伸び、値引き率も改善し、売上収益4925億円(6.2%増)、営業利益978億円(36.6%増)となった。
海外ユニクロは欧米、韓国、アジア・オセアニアが苦戦したが、主力の中国が大幅増収で計画を上回り、売上収益5218億円(3.6%減)、営業利益670億円(25.9%増)。ジーユーは前年同期並みで売上収益1326億円(0.3%増)、営業利益158億円(0.4%増)。
下期は海外ユニクロも増収に転じ、増益基調も維持、国内ユニクロ、ジーユーも増収増益を見込む。通期業績は売上高2兆2100億円(前期実績比10%増)、営業利益2550億円(70.7%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益1650億円(82.6%増)を計画する。