ビンテージ・ジェントルマンVS肌見せジェンダーレス ピッティ&パリ・メンズスナップ

2023/07/04 15:00 更新会員限定


 24年春夏メンズ・ファッションウィークは、来場者の装いに変化があった。ピッティ・イマージネ・ウオモでは、ビンテージ調のジェントルマンが増え、パリ・メンズコレクションでは肌見せスタイルが広がった。

(ライター・益井祐)

 例年とは違い、時折雨のぱらつくマイルドな気温で始まったピッティ・ウオモ。普段は暑苦しく見えるクラシコを身にまとったピッティ男たちも、どことなく快適そうだった。ピッティの参加ブランドに変化があるように、来場者の装いも少し変わったように思えた。

整えたヒゲがトレンド

 撮られたい輩が集まる中央広場では、スーツ人口が減った。代わりに増えたのはカジュアルジャケット。もちろん夏ということもあるのだが、参加ブランドがインフルエンサーに自社の服を着せる「着せ込み」も多いので、今の流れなのかもしれない。

カジュアルジャケット@ピッティ
カジュアルジャケット@ピッティ
カジュアルジャケット@ピッティ

 テイストはミリタリーやサファリなど。麻混などのナチュラル素材や、茶、ベージュ、緑といったアーシーな色彩のスーツも多かった。

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