《ファッションビル・駅ビル5月商況》対象全施設、5カ月連続で前年超え 通勤需要も活発に

2023/06/16 08:00 更新有料会員限定


 ファッションビル・駅ビルの5月商戦は一部施設で衣料品、物販売上高が前年割れだったものの、全館売上高は対象全施設が5カ月連続で前年超えとなった。コロナ禍に伴う行動制限がなくなった効果で、大型連休商戦が好調だった。5月8日から新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行して以降、消費者の外出と購買意欲はさらに活発となり、夏物衣料も順調に売れた。引き続き、インバウンド(訪日外国人)売り上げも上昇した。6月序盤は天候不順の影響はあるものの、全体として順調だ。

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 〈首都圏〉6カ月連続で対象全施設が前年超えとなった。連休は「前半は旅行客など購買意欲の高いふり客、後半はビジネスの買い足し、買い替え需要が活発」(ルミネ新宿)で、「インバウンドが引き続き増加し、コロナ前以上に回復した店舗も出てきた」(新宿ミロード)。「お出掛けニーズが高く、カジュアルアイテムが好調。ファミリーの来店が多く見られた」(玉川高島屋SC)という施設も多い。母の日商戦も「当日が雨天だったにもかかわらず、堅調」(たまプラーザテラス)で、「フラワーギフトが好調」(アトレ川崎、浦和パルコなど)だった。

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