日鉄住金物産の100%子会社で、アパレルODM(相手先ブランドによる設計・生産)が主力のファッションネットは、このほど自社のECサイト「ユイマール‐エヌシーエム」を「楽天市場」でリニューアルオープンした。モデルの倉本康子さんがプロデュースするブランド「フーア」を主力に、アクセサリーや北欧雑貨など多彩な商材を拡充した。
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ユイマール‐エヌシーエムは昨年、トライアルで始めたECサイト。これまで10品番弱の商品数だったが、リニューアルにともない50~60品番に増やしたほか、品揃えを多様化した。主力のフーアは、「多くの人がきれいに着こなせるパターンにこだわった仕上がり」がコンセプトで、ファッションネットの物作りのノウハウを盛り込んだ。ウェアを中心にバッグ、アクセサリーまで商品バリエーションを広げている。
フーアのほかにも順次、販売ブランドを加える。8月後半からは、同社が独占輸入販売権を持つ米国のインナー、ソックスブランド「アルビン」を販売する。商品はスペインのリサイクル糸「リカバー」を使っており、「今後はアルビンをはじめ、サステイナビリティー(持続可能性)を切り口にした打ち出しも考えている」(堤央征社長)という。
9月以降には、デンマークのライフスタイルを象徴する〝ヒュッゲ〟をテーマに品揃えをする。ヒュッゲが意味する「居心地の良い雰囲気」での使用を想定し、ひざに掛けたり、身を包んだりするスローケットを輸入販売する。