日鉄住金物産の100%子会社ファッションネットは、米国のインナー・ソックスブランド「アルビン」の独占輸入販売権を取得した。18年春夏からセレクトショップや百貨店を販路に投入する。
アルビンは、米国・シアトルのスタートアップ企業、ITC・USAが製造・販売するブランド。製品はスペインのリサイクル糸「リカバー」を使っており、「サステイナビリティー(持続可能性)を意識する会社の方針と一致した」(堤央征社長)ため、導入を決めた。
アイテムはカジュアルソックスやボクサーブリーフ、ショーツなど。メンズ、レディス双方を揃え、小売価格はソックスで1500~1800円を想定。有力セレクトショップ向けを中心に供給する。なお、本国ではネット販売のみ。
ファッションネットは、ウェアの製品ODM(相手先ブランドによる設計・生産)が主力だが、雑貨も強めている。アルビンの導入もこの一環で、自社だけでなく日鉄住金物産の販路も活用し、売上高は3年後に1億円(小売りベース)を見込む。