ファミリーマートは11月30日、東京・国立代々木競技場第二体育館で、新カテゴリーなどを紹介する「ファミフェス」を開き、デザイナーの落合宏理さんと共同開発する「コンビニエンスウェア」でショーを行った。
21年3月に販売を始め、カラフルなソックスやTシャツなどの軽衣料で約100品番(色違い含む)の品揃えになっている。24年春夏向けはスウェットやデニムパンツなど本格的なアパレル商品を開発、約50品番が加わる。それらをコーディネートし、ミュージシャンの曽我部恵一さんらのスペシャルバンドの演奏とともに見せた。

場内に特設したファミリーマートに様々な属性のモデルが行き交う。デニムジャケットをタックインして着こなすきれいめママと、大人用Tシャツをオーバーサイズでストリート風に合わせた女の子。ギンガムチェックのシャツにミントブルーのセーターを重ね着したマダム。ベーシックアイテムを軸に、日常の景色を軽やかに見せる。着用する人を問わないシルエットのバランスが目を引いた。



「24時間、365日営業するコンビニを利用する人それぞれに、ドラマがあることを意識してショーを構成した。ファミリーマートの全国約1万6500店をセレクトショップと捉えたら世界一だと思う。新しい洋服のコミュニケーションを作っていきたい」と落合さんは話す。