ドバイ万博の日本館ユニフォーム決定 東レのエコ素材で森永邦彦が制作

2020/03/24 11:00 更新


 10月から始まる2020年ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)で、日本館アテンダントが着用する公式ユニフォームが決定した。東レが協賛・製造し、「アンリアレイジ」の森永邦彦がデザインした。

 公式ユニフォームは、人と人、文化と文化などの「つながり」を表現した。男性用、女性用の区分がない球体を原型にすることで、性別やサイズを問わず、多様な体を包み込むフォルムを作った。真っ白に見えるジャケットやスニーカー、バッグは、再帰反射材を使用。光を当てると、中東のアラベスク柄と和柄が共存した文様が浮かび上がり、見る角度によって色合いが変化する。

 ユニフォームの素材は、東レの環境配慮型ポリエステル。ジャケットは、回収ペットボトルが原料の「&+」(アンドプラス)、シャツは約30%が植物由来の「エコディア」、ボトムは工場から出るフィルムくずや繊維くずから再生した「エコユース」を使った。快適に着用できるよう、軽さやイージーケア、耐久性などのユニフォームに必要な特性に加え、ストレッチや制電性も付与。暑さも考慮し、シャツには、汗を吸ってすぐ乾き、透けにくい効果もある生地「スプリンジー」を採用した。

 足元は、アシックスの「ゲルライトスリー」をリモデルしたスニーカーで統一。バッグは吉田の「ポーター」、帽子はオートモード平田の平田欧子氏と協業した。ビジュアルモデルには、モデルの冨永愛さん、UTAさんを起用した。

再生ポリエステルの生地に、光を当てると明るく輝く加工を施した


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