「エウクレイド」が銀座に初のリアル店 ECとの相乗効果狙う

2022/05/26 06:25 更新


着ることによって「凛とする」がコンセプト

 ジュニアーのEC発レディスブランド「エウクレイド」は6月8日にマロニエゲート銀座に初のリアル店舗を出す。エウクレイドは、19年10月に立ち上げた、着ることによって「凛(りん)とする」奇麗なフォルムを強みとした30~40代の女性に向けたブランドだ。

 百貨店、GMS(総合小売業)が主体だった同社で、初のEC発ブランドとして、ECや期間限定店を中心に販売。既存の仕入れ先、発信方法にとらわれず、社内でも「挑戦することが使命」のブランドとして、婦人雑誌や、インフルエンサーとの協業で発信力を強めるなど試行錯誤し、徐々にファンを増やしてきた。

 一方で、期間限定店を通じ、訪れた顧客が「商品を触り、試着して、価格を見て驚き、購入するという成功のサイクルを目の当たりにし、無名でも商品の魅力があれば買ってもらえると確信した」と、商品の質と価格のバランスの良さに、手応えを感じたという。

ゆとりがありつつ、幅広すぎないバランスで人気の紺ブレ(税別1万7000円)

 今回出店する66平方メートルのリアル店舗は、そうした商品の良さをじかに感じてもらえる場所であると同時に、プレスルーム、ショールーム、SNSでの発信のための撮影場所などとして活用していく方針だ。立ち上げ以来培ってきた発信力と、商品の良さを直接感じてもらえるリアル店の力の両輪で、ブランドの総合力を高め、店舗とECでの相互送客を図る。

 出店後もEC、期間限定店を継続して行っていく。カットソーラインの「ハー・エウクレイド」を再編成し、手に取りやすい価格帯で、幅広いシーンでの着回しを提案するなど、さらに認知度を高めていく方針だ。

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