新型コロナの影響も薄れ、久しぶりにリアルでの入社式が華やかに行われた。各社それぞれの特徴が見られた式典ではドレスコードがなく、自分なりの最大限のおしゃれで表現した新入社員が夢と希望を持ってスタートを切った。
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意欲をかき立て心に火を
ジュンは3月23日、東京・渋谷のトランクホテルで入社式を行った。23年度の新入社員は43人。入社式の大きな目的は「入社後の意欲をかき立て、心に火をつける」。企業理念の浸透・会社/ブランドへの理解、社会人/企業の一員としての自覚醸成、社員・同期とのエンゲージメント向上につながることを狙ったもの。コロナ禍前は本社で行い、コロナ禍では中止やリモートによる入社式だったが、今年は別会場を使って大々的な式典となった。
佐々木進社長は「会社の合言葉は〝ユア・カルチャー〟。ファッションは着飾ることを通じて自分自身を高める、強い気持ちが持てるもの。人は楽しい時間を過ごすや感動する、人生を意味あることにするモノやコトが必要で、我々はそれらを作る会社です」と語りかけた。
役員、新入社員紹介の後には、迫村岳常務取締役上級執行役員と篠原聡執行役員、経営企画室の福嶋彩夏さんが登壇、アルバイトや販売職のスタートから、それぞれがバイヤーなどを目指していく過程や先輩からのアドバスなどをエピソードを交えてセッション。「チャレンジできる環境」の体験談に新入社員は熱心に聞き入っていた。
配属先ブランドに分かれての交流会も実施、ブランド責任者など内勤者やショップで活躍するスタッフも交えてブランドへの理解やコミュニケーションを深めた。緊張の面持ちだった全員による新入社員宣言では、「おもてなしができ、〝ここで買いたい〟〝あなたから買いたい〟と思ってもらえるような販売員を目指します」や「お客様にワクワクを伝え、長くジュンを愛してもらえるように頑張ります」「これで良いと妥協せず、追求することに励んでいきたい」など、熱い思いが語られた。前日には入社時研修が行われ、式典翌日の24日からは配属となった各ショップでの勤務が始まった。
(繊研新聞本紙23年5月16日付)