スタートアップのエランゲ(東京、関幸太郎代表)は2年前から日本で廃漁網回収に乗り出し、今冬からリサイクル原料の出荷が始まる。出だしは手探りだったが、関代表の熱意が伝わり米企業の支援を受けられたことで大きく前進。日本で回収された漁網が新たなウェアにリサイクルされる日が近づく。
(中村恵生)
米ブレオの知見で
関代表は大手旅行代理店を経て21年に独立、地方の産業を盛り上げたいと、関心のあった海産物卸で始めた。仕入れ先の漁師から使い終わった漁網を廃棄していると聞いたのが今の事業を始めたきっかけ。中には不法に海洋投棄される場合もある。背景には100万円単位でかかる処理費用負担が重いことを知った。
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