画像解析サービスなどのエレメンツ(東京)は、ファッションEC向け画像生成AI(人工知能)ツール「SugeKae」(スゲカエ)をTSIホールディングス(HD)に導入し運用を始めた。
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スゲカエは、元データと参照画像をアップロードするだけで、背景や商品の組み合わせと色を変更できる。複雑なプロンプトを入力する必要がなく、誰でも簡単に想定した画像を作成できる。
TSIはスゲカエによって、EC商品画像の画像編集などの業務に生成AIを活用する。SNSなどの広告配信用の画像生成にも利用する。柔軟な画像変更で広告運用と効果検証の効率化が図れる。「背景やコーディネートを変えた、いろいろなパターンの商品画像を用意することで客が購入を検討しやすい環境を整えていく。再撮影が不要なため販売管理費削減も見込め、スピード感のある施策のPDCA(計画・実行・評価・改善)にも期待する」という。
今後、ナノ・ユニバースなどの店舗画像学習による背景一括生成や撮影画像の動画化による広告強化など、スゲカエを活用した取り組みを拡大する予定だ。