脱スーツの流れが加速するなか、高級オーダーメイドスーツの英國屋は過去最高益を更新している。かつての拡大路線を見直し、自社工房の生産数量に見合った売り上げを維持しつつ、物作りと接客サービスの向上に努めた成果と言える。
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店舗減るも維持
最盛期には50店で売上高100億円の時代もあった。近年も16店あったが、コロナ下にさらに退店が増えた。店舗数が減少しても22年度売上高は19年度に比べ100万円ほどしか変わらなかった。23年度は3店減らし、現在6店。だが、売上高は前年を上回り、利益も過去最高だった前年をさらに超える見込みだ。
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