ドーバーストリートマーケット・パリ(DSMP)が5月24日、4区側のマレにオープンする。場所は優れた書簡で17世紀のフランス文学を象徴するセヴィニエ侯爵夫人が住んでいた旧邸宅のオテル・ド・クランジュ。当時の貴族文化の記憶と建築様式を残した歴史的建造物内の3フロア(1100平方メートル)をストアスペースにした。
(パリ=松井孝予通信員)
ブランドコーナーやコンセッションは一切ない。川久保玲がデザインした空間に、エイドリアン・ジョフィコムデギャルソンインターナショナルCEO(最高経営責任者)とカルラ・ソッツァーニがセレクションしたブランド、コレクションの発見が待っている。エクスクルーシブなブランドも多く、ジョフィが発掘したパリ10区にあるアフロ・カリビアンベジタブルレストラン「ジャジャ」の創設者との協業カプセルコレクションが同時にデビューする。