ドリス・ヴァン・ノッテンは、18年から同社のコレクション製作に携わってきたジュリアン・クロスナーを新クリエイティブディレクターに任命した。ウィメンズとメンズの両コレクションを25年秋冬から統率する。
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クロスナーは、ブリュッセルのラ・カンブル国立美術学校で学び、16年の卒業時にファッションデザインの学士号と博士号を取得。18年8月、同社に入社した。創設者のドリス・ヴァン・ノッテンとともにウィメンズコレクションのデザインと開発に携わってきた。
今後は、ブランドが持つ強いアイデンティティーを軸にしながら、ウィメンズとメンズのコレクションをさらに前進させる。25年1月、25年秋冬コレクションをルックブック形式で発表した後、3月5日にクリエイティブディレクターとして初のウィメンズコレクションをランウェーで発表する。
ドリス・ヴァン・ノッテンの次の章が始まるにあたってクロスナーは、「今後のシーズンを監督できることにこの上ない喜びを感じています。ドリスが残したレガシーは不滅であり、永遠に貴重なインスピレーション源となるでしょう」と意気込む。
ドリス・ヴァン・ノッテンはクロスナーに対し、「私が去った後の後任としてふさわしい人物です。ブランドとその価値観に対する彼の深い理解が、シームレスな移行と輝かしい未来を確実なものにしてくれるでしょう」と語った。