「ダブレット」が伊勢丹新宿本店で催事 着ぐるみ3体、遊園地を思わせる空間演出

2023/08/16 10:59 更新


インパクトのある着ぐるみとともに、遊園地のような演出で来店客を魅了する

 「ダブレット」(井野将之)は8月11日から、伊勢丹新宿本店の3階のプロモーションスペースで、「モンスター」をテーマにした23年秋冬の催事販売を開催している。売り場には、着ぐるみ3体を設置し、遊園地を思わせるユニークな空間演出で来店客を引き付けている。

 今シーズンは、自分とは異なるものを怪物と捉え、テーマパークで見かけるキャラクターなどをクリエイションに生かした。販売に当たって「一人ひとり、個性が異なるのは素晴らしいことなんだと伝えたい」と売り場のスタッフに説明する井野。飾りつけも自ら行い、人が入っていない着ぐるみの「やる気のない感じに引かれるでしょう?」と話す。

開店前に、店内を整える井野

 今年1月にパリで見せたショーは、着ぐるみを模したジャンプスーツと頭部を逆さにしたバッグのスタイルが最初に登場した。そのバッグは、愛らしい存在が目を引き、同店では販売後まもなくに売り切れたという。セカンドデリバリーに伴う今回の催事では、その残布を使い、スマートフォンが入るミニバッグ(税込み2万3100円)18個を限定販売したが、開店と同時に客が押しかけて即完売となった。ほか、「スイコック」と協業するコウモリ型の「ヴィブラムフロシキ」シューズなど、遊び心の反映されたアイテムを揃えている。

メリーゴーラウンドを飾った着ぐるみのミニバッグは即完売

 「ダブレットはファッションのデザインとは異なる視点に魅力があり、客層を問わず、受ける。身に着けることで、人とのコミュニケーションツールになっていると感じます」と催事を担当する伊勢丹新宿本店のリ・スタイルのバイヤーは話す。

開店後、マスクをかぶって来店客をもてなす井野

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