道頓堀ナイトカルチャー創造協議会、道頓堀で観光DXの実証実験 スマホ活用の新たな観光体験

2022/03/30 06:28 更新


戎橋で道頓堀川(東側)に向けてスマートフォンをかざすと釣りざおが出現し、フィッシングゲームを楽しめる

 道頓堀ナイトカルチャー創造協議会(大阪市)とJTB、NTTドコモは、25年の大阪・関西万博を見据え、4月10日まで大阪・道頓堀で観光DX(デジタルトランスフォーメーション)の実証実験「道頓堀XR(クロスリアリティー)パーク」を実施している。

 実証を通じて、道頓堀エリアの来訪価値向上や商店街の回遊促進を図り、観光客や地元客に道頓堀の新しい楽しみ方を提案する。

 道頓堀XRパークは、道頓堀商店街や道頓堀川の遊歩道「とんぼりリバーウォーク」にAR(拡張現実)のデジタルコンテンツの仕掛けを組み込み、来訪者しか体験できないリアルとバーチャルが融合した新たなエンターテインメント体験、ウィズコロナでも安心して飲食や買い物が楽しめるような情報を発信するというもの。スマートフォンに専用アプリをダウンロードして道頓堀商店街を訪問すると、フォトミュージアムやフィッシングなど様々なコンテンツが楽しめる。

 期間中は、バーチャル空間上で道頓堀の周遊やゲームを楽しめる「バーチャル道頓堀」も展開し、街の新たな魅力発信に取り組む。スマホやパソコンからイベントページにアクセスすると、アバターでバーチャル空間上に3Dモデルで再現された道頓堀商店街を散策できる。ゲームが楽しめたり、実際の商店街で利用可能なデジタルクーポンの入手もできたりする。

 道頓堀ナイトカルチャー創造協議会の参加団体・企業(順不同)は、道頓堀商店会、JTB、大阪観光局、NTTドコモ、TryHard Japan、南海電気鉄道、西日本電信電話、パナソニック、富士通、野村不動産コマース。

バーチャル道頓堀

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