海外デザイナーブランドの22年プレフォールの立ち上がりは、シャツやブラウス、プルオーバーといったトップから動き出した。グラフィカルな切り替えや部分的にシースルーにしたデザインがポイントになっている。鮮やかなフラワープリントやロゴプリントなど、主張の強い色柄も好評。モード色の強いデザインを求める動きも増えている。定番バッグは、ミニタイプや新しいフォルムなどアップデートしたものが人気だ。
(青木規子)
●ロエベ
定番バッグの進化版が動き出した。人気のハンドバッグ「ハンモック」は、スモールタイプ(35万2000円)が好調だ。ミニバッグ人気の流れをくんでおり、コンパクトで使いやすい。日本マーケットのためにソフトグレインカーフで仕立てたものを再発売したことも、ヒットの大きな理由になっている。ソフトグレインの素材は汚れにくく使いやすい。サンドカラーが出ている。
ロングセラーのハンドバッグ「アマソナ」は、コンパクトな新バージョン「アマソナ16」(32万8900円)にアップデート。横幅を短くしたころんとしたフォルムが特徴。クラシックなデザインと、ポップな色やロゴのストラップがコントラストを描く。
ウェアは、北野武を起用したメンズキャンペーンの効果で、オールシーズン着用できるTシャツ(5万5000円)が売れている。胸のフェイクポケットにアナグラムを飾ったシンプルデザインが男性に響いた。