有力ショップと百貨店自主編集売り場のバイヤーは23~24年秋冬、マスキュリンなテーラードジャケットとフェミニンなアイテムをミックスしたスタイリングに注目している。ジャケットは様々なバリエーションがあるが、とりわけビッグショルダーやオーバーサイズといったメンズライクなデザインが人気だ。コロナ禍が明け、海外のブランドの買い付け比重が高まっている。
センシュアルなムード
エストネーション ウィメンズディレクター 藤井かんなさん
1.発注したデザイナーブランドベスト3とその理由
「クレージュ」=ミニマルかつ大胆。センシュアルで未来的で、リアルクローズなワードローブ。クラッシックなホームスパンツイードとシアーを合わせるコントラストが新鮮。フレッシュで着たい!と思わせる。
「アン・ドゥムルメステール」=アンのDNAを受け継ぎつつの美しい構築的なシルエットのジャケット、ホワイトシャツ。センシュアルさもあり、これからの女性像を引き立てるスタイル。Iラインスカートなどもオーダーした。両性具有なムードも提案したい。
「ドリス・ヴァン・ノッテン」=気になったのは、チョークストライプのセットアップの提案。ロング&リーンでセンシュアルなIラインスカートを、ヌーディーにジャケットと合わせる大人の女性像が新鮮。ドリスのアイデンティティーのカラー&プリントの美しさは、はかなげで繊細なカラーリングとドレープで提案したい。
2.品揃えで重点としたこと、新たな取り組み
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!