デサント「アリーナ」 競泳用トップモデル水着を発表

2019/10/31 10:59 更新


 デサントはスイムウェアブランド「アリーナ」で、動きやすく、サポート力に優れた競泳用トップモデル水着「アルティメット・アクアフォースX」を開発、20年1月に発売する。レディス水着ではワコールの人間科学研究所と共同開発し、胸の膨らみによる流水抵抗の低減も図った。ブランド契約選手を中心にトップ選手は同モデルを着用して東京五輪に挑む。デサントは日本及びアジアで年間、1万2000枚の販売を見込む。

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 新モデルは2種類。「アルティメット・アクアフォースXCP」(レディス3万7000円、メンズ2万6000円)は、グリップ力を高めた新テープを採用することで体と水着のずれを軽減し、キック力を前モデルに比べ11%高めた。さらに臀(でん)部からハムストリングにかけてテープをY字に配置することで、水中での足のポジションをコントロールしやすくした。

「アルティメット・アクアフォースXMF」(同3万7000円、2万6000円)は、身ごろ部分を1パーツ仕様にし、股関節部分の着圧を13%軽減。より股関節を動かしやすくした。

 両モデルのレディス水着ではワコールの知見を活用し、流水抵抗を軽減する独自の裏地構造を開発。胸下部にハイパワーの布帛素材、上部にニット素材を斜めに配置し、ストリームライン時にバストの体積を腕の付け根に向かって逃がすようにした。これにより流水抵抗を1.3%軽減するという。

 独自の波形状で水の摩擦抵抗を27%減らすキャップやゴーグルなども出した。いずれも国際水泳連盟の承認を取得した。

発表会には瀬戸大也選手(中央)らが登場


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