羽毛、中わた使いません――デサントはウェア内の空気を自分で入れることで、暖かさを調整できる防寒ジャケットを開発した。空気を入れなければウィンドブレーカーのような羽織り物として使える。11月10日に自社公式ECで50着のみ発売する。
「ルコックスポルティフ」から「エアチューニングジャケット」として売り出す。胸元の空気口から専用のポンプを使って空気を充塡(じゅうてん)できる。寒暖差のあるこれからの季節に適しており、ダウンや中わたを使わないことから環境にも配慮した商品となる。2万5000円。カラーは黒のみで、2サイズ。21年秋冬には同ジャケットをトレーニングウェアとゴルフウェアの2品番で採用する。
空気の熱伝導率の低さに着目し開発した。サーマルマネキンによる比較実験では、一般的なライトダウンジャケット(ダウン90%・フェザー10%)と同程度の保温性を確認したという。