デサント 韓国は規模が3割減っても利益体質に

2020/02/06 19:50 更新


土橋晃取締役常務執行役員CFO

 デサントの土橋晃取締役常務執行役員CFOは第3四半期(4~12月期)の決算発表で、今後の韓国事業について「(売り上げ)規模が3割程度減少しても利益が出るよう、経費や店舗をコントロールする」と方針を語った。34億円分と見る日本製品の不買運動の影響もあり、第3四半期の韓国事業は12.9%減の売上高425億円となった。

【関連記事】デサントのシェルジャケット ISPOアワード金賞受賞

 同社の韓国事業はこれまで、売上高700億円強と市場規模に比して大きかった。それが7~9月27%減、10~12月も30%強の減収。1月以降も「トレンドは同じだが、少し上向きつつある。ここで底を打ち、回復基調に向かうと期待したい」とする。店舗数や人員は減らしておらず、現在は店舗の家賃交渉による経費削減を進めている。

 決算では、欧米子会社の売却や精算に伴う特別損失を計上。日本事業も消費増税や暖冬の影響を受け、期末の純損益予想を7億円の黒字から10億円の赤字に下方修正した。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事