百貨店ファッションジュエリーのクリスマス商戦中盤 客数、客単価が前年超え

2021/12/17 06:29 更新会員限定


好調な「アガット」のクリスマス限定アイテム

 百貨店ファッションジュエリー売り場でのクリスマス商戦が、好調に推移している。自家需要の多い11月から12月前半までの動向は、各店舗とも客数、客単価ともに前年を上回った。今年は12月24日が金曜日と日まわりの良さに加え、昨年苦戦した都心店で客数が大きく回復、連動してのギフト需要の高まり、さらに色石ブームなどを背景にした客単価の上昇傾向もあり、多くの店舗が12月単月では前年比2ケタ増の実績を見込んでいる。

(中村維)

 伊勢丹新宿本店の11月~12月12日のファッションジュエリーの売り上げは前年比20%増。「週を重ねるごとに動員が増加し、自社カード保持者以外の来店購買も増加」し、客数は前年比5%増。また、1階売り場にコーナーを構える「カルティエ」「ブシュロン」「ショーメ」などのラグジュアリーブランドが大きく伸長し、客単価は10%増となっている。旅行などの行動が制限される中、ジュエリーを購入するならば憧れブランドでとの心理が背景にある。国内ブランドでは「アガット」のホリデーシーズンの限定セット商品が好調。高単価商品の自家需要購買も伸長中だ。

一点物のリング

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