国産デニム、職場で使って 産地企業がユニフォームやワークウェアを提案

2024/01/26 07:59 更新有料会員限定


コトセンが「ラダー」で具体化した従業員のためのユニフォーム。他社向けに様々なデザインも手掛ける

 ジーンズやユニフォーム、学生服の産地として知られる三備地区で、国産デニムを使った付加価値の高い製品を打ち出す動きが目立つ。産地や自社の強みを発揮し、販売先のブランディングや社員のモチベーション向上、サステイナビリティー(持続可能性)など時代のニーズに応え、産地の新しい魅力をアピールしている。

(小畔能貴)

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 デニム整理加工のコトセン(岡山県倉敷市)は、国産デニムを生かしたユニフォームのオリジナルブランド「ラダー」事業を本格化した。自社の従業員向けユニフォームを刷新したのを機に、様々な企業へアプローチしている。

欲しい物を作る

 21年から一部先行して販売しているのが、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む飲食店向け。クラボウのアップサイクルシステム「ループラス」によるデニムや、安全・安心の繊維加工を保証する「倉敷染」を生かしたユニフォームで、手応えをつかんでいる。

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