大丸松坂屋、ギンザ・シックスにテナント

2016/12/06 06:28 更新


 大丸松坂屋百貨店は、17年4月20日に東京・銀座で開業する大型複合施設「ギンザ・シックス」に、コンセプトストア「シジェーム・ギンザ」をテナントとして出店する。

 主に50代以上の女性に向けて、雑貨を中心に揃える。大丸を経て「アクアガール」のディレクターを務めた笠原安代さんと、元トゥモローランドクリエイティブディレクターの佐々木康裕さんがディレクションする。

 吹き抜けから見下ろせる2階に売り場があり、面積は約495平方メートル。靴が品揃えの中心で店頭の4割を占める。他にバッグやジュエリー、キャンドルなどのライフスタイルグッズを揃え、ウェアの店頭構成比は1割とする。「同施設にはラグジュアリーブランドショップも入り、銀座にはセレクトショップも多い。服は他で買ってもらえばいい。大人の女性にもっと雑貨を楽しんでもらいたい」(笠原さん)という考えだ。

 アイテムごと、ブランドごとに売り場を編集するのではなく、「女性の心の緊張度」によってエリア分けをしているのがポイント。

 「若い人は自分らしくあればそれでいいが、大人の女性は役割を表現することが求められる」ことから、最も緊張度の高い「ドレスアップ」から、リラックスした「トラベルアクティブ」まで、四つに女性のライフシーンを分類。そこに「ギフト」と「プロモーション」を加え、6エリアで構成する。ギフトは「通常のファッション雑貨からもうまくギフトを編集し、心の触媒としてギフトを打ち出す」(佐々木さん)。

 取り扱うブランドは、靴で「アクアズーラ」「ジャンビト・ロッシ」「チャーチ」「ピッピシック」など。

 

大丸松坂屋
〝心の緊張感〟でシーンを分け、靴を中心に品揃えする「シジェーム・ギンザ」
大丸松坂屋2
(右から)笠原さん、佐々木さん

 



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