《どう作るどう売る》クロスプラス木村伊穂李さん「介護服の固定概念を壊したい」

2024/08/22 11:00 更新


クロスプラス ライフスタイルDIV企画課チーフデザイナー 木村伊穂李さん

 今年で5回目となるビームスが開催する「大名古屋展」。地元企業と協力し、名古屋・愛知の魅力を発掘・再発見していこうという取り組みだ。クロスプラスが今年4回目の出展でおしゃれな介護服を披露した。

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 介護服ブランド「ココロカラー」は、着るだけで気分が上がる派手でかわいい介護服を企画しています。元々ブランドを立ち上げたとき、私たちは「介護服という固定観念をなくそう」という思いがありましたが、実際企画する中で、「これはやりすぎ」「この柄は派手すぎる」と既成概念にとらわれていました。

 大名古屋展に出すため、昨年12月ごろから企画を開始。ビームスクリエイティブの担当者とも対面やウェブで5回前後打ち合わせをし、細かい点は日々メールでやりとりしてきました。

 共に企画を進め、ビームスらしい遊び心にあるデザインで、ある意味、既存の介護服の概念を壊せたと思います。おしゃれをすることで介護される側の表情が明るくなり、支える側も気分が上がるようになればと思っています。

気分が上がり、毎日着たくなるような介護服

 メンズではニットデニムのワークパジャマ(税込み7590円)、レディスではストレッチベロアのリボンフリルパジャマ(7590円)を企画しました。華やかながら、ゆったり広めの作りや面ファスナー使いのほか、家庭用乾燥機対応、名前タグ付きなど機能も充実しています。

 8月1日からの大名古屋展で先行販売し、9月1日からは自社ECで販売する予定です。



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