クリエイタージュエリー・アクセサリーは、ミニマルなデザインのメタルジュエリーのトレンドが継続している。そんな中で増えているのが、不規則な動きやゆがみを加えて変化を出したデザイン。フォルムはシャープでも、コンセプトに原始的な強さを秘めたコレクションもある。アイテムでは、ダブルリングの企画が目立っている。
(中村維)
「マリコツチヤマ」のインスピレーション源となったのはダンサー。18Kのリングは、ダンサーの動きの軌跡を可視化したような不思議なフォルムだ。そのイエローゴールドからそっと浮きたつように南洋パール(右、税込み50万3800円)やタヒチパール(左、28万6000円)をセットしてある。
「ヒロタカ」は、スピアのコレクションから新商品を発売した。同コレクションは、スピア=槍に見立てた10Kイエローゴールドのバーに、様々な形やカラーの天然石のキャッチを組み合わせられる。カラーストーンのバリエーションが増えたほか、バーのトップにドアノッカーのようなリングのディテールが加わった。S、M、L計14セット(7万400~11万5500円)、ストーンキャッチ14型(1万8700~3万5200円)がある。また、バードオブパラダイスのシリーズからダブルリング、ドロセラのコレクションからパールをあしらったアイテムも発売する予定。
「ボロロ」は、タイニーワイルドのシリーズに、一粒ダイヤをセットしたものを出した。同シリーズは、魔除けをコンセプトに耳に突き刺すような原始的なジュエリーの姿を表現している。先端にダイヤモンドが輝く18Kのフープピアス(Lサイズ14万3000円)も、装着部分に小さなくぼみを設けることでキャッチを使用せず耳に通すだけで身に着けられる。