伊ラグジュアリーカジュアルウェア「シーピーカンパニー」が、着実に売り上げを拡大している。独自の素材開発や製品染めの技法と、ミリタリーやワークウェアの機能性を融合したデザインで顧客を獲得している。日本市場では、八木通商が独占輸入販売権とマスターライセンス権を取得し、24年春夏からグループ会社のスープリームス・インコーポレーテッドが販売。プレミアムカジュアルゾーンで存在感を増している。
(北川民夫)
私たちのブランドのメソッド(体系的な手法)は、生地や染色技法に対する研究・調査に情熱を注ぐことです。父でブランド創業者のマッシモ・オスティはボトムアップという独自のデザイン手法を創造しました。既存のワークウェアやミリタリーウェアなどの機能的なアパレルを再解釈し、そこに独自の生地や染色技術を加えることでイノベーションを発揮しました。クリエイションにおいては、その時々の社会的なカルチャーとの〝接合〟を重視しています。時代の流れとの共時性を大事にし、ブランドを進化させてきました。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!
