クラネデザインは、クリエイティブディレクターの松本恵奈さんの妹、松本ゆりなさんが22年5月に立ち上げたブランド「マノフ」の期間限定店をタカシマヤゲートタワーモールで2月7日まで開催中だ。東京、大阪に次いで4回目の限定店となる。年齢や体形を問わずファッションを楽しめるブランドとして、ディレクター自らが店頭に立ちファンと交流、意見も取り入れる。初日から30代の子供連れの顧客も多く訪れている。
ゆりなさんはもともとクラネデザインの「クラネ」でプレスを務めていた。一方でディレクターである恵奈さんとは体形も着る服も異なる。ゆったりしつつ細見えする独自のスタイルを確立し、ユーチューブやSNSなどでファンを増やしていた。自身も二児の母親であるなか、出産などライフステージに応じて体形が変化する30、40代の女性がファッションを楽しめるブランドとして、昨年マノフを立ち上げた。普段着として使えることもテーマで、着心地が良く自宅で洗えるのも魅力だ。

今回の期間限定店では、名古屋限定でカットオープンスウェットを販売する。首元の穴あきデザインは同ブランドで人気のシリーズの一つ。シンプルなカットソーやカジュアルなスウェットでも、首元にカットを施すことできれいに着られると好評だ。1万1000円。

1月から販売しているニットカーディガンは腕、腰回りはマノフらしい丸みのあるシルエット。ゆったりしたサイズ感だが、正面に深めのスリットが入っており、パンツと合わせれば腰高に、スタイルアップして見せる。前を開けても着られる着回し抜群のアイテムで人気だ。1万8000円。
3月から「ゾゾタウン」にも出店する。アクセサリー、スニーカーなどとの協業企画もさらに強化し、顧客の幅を広げたいとしている。