コムデギャルソンは20日、疾走感のあるデザインのロゴを主役にした新ブランド「CDG」(シーディージー)を発売した。同時に、東京・神宮前のジャイルと大阪・心斎橋の心斎橋フジビルに直営店をオープンし、コムデギャルソン初のEC(CDG単独)も開始した。
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7月初旬に閉店した同社とディアンドデパートメントの協業店「グッドデザインショップ」で、若者の心をつかんだ同ロゴの商品に特化する形で誕生した。大型連休中に先行販売したところ、消化率99.5%と好評で、20日も開店前にファンらが集まった。
商品は「コムデギャルソンの50年の歴史の上に立つブランド」として、アーカイブや定番など価値の変わらないものに焦点を当てる。キーワードは三つ。「アーカイブ」では80年代のスタッフブルゾンなどを復刻、「シンプル」では「ヘインズ」のTシャツなど普遍的なアイテムにロゴをプリントした。「コラボレイティブ」では、ストリートブランドと協業したTシャツなどが揃う。シーズンレスで品番数は最大85、平均単価は2万5000円。
売り場は、ロゴ柄の箱の中を歩くイメージで川久保玲がディレクションした。今後の出店は未定。卸は行わない。ECでは常時25品番が揃う。訪れる人がワクワクできるように、商品を毎月入れ替える。
