世界の綿花関係者の会合が再開 相場の見通しなどを共有

2022/12/21 06:28 更新会員限定


綿花の各種指標以上に、投機筋の動向によって相場が左右される傾向が強い(写真は米綿、イメージ)

 国際綿花評議委員会(CCI)は11月中旬、米フロリダ州アベンチュラで10回目(隔年開催)となる「ソーシングUSAサミット」を開いた。コロナ禍の影響で20年は開催されなかったため4年ぶり。30カ国以上から綿花産業に関わる企業・団体が参加し、日本からは日本綿業振興会や日本綿花協会、綿花商、紡績企業などの団体が参加した。足元の世界情勢に対する見方や、主要団体による活動報告、綿花相場の見通しなどが共有された。

 恒例のセッションで、綿花相場を予想する討論会「ブル・アンド・ベア」では、ウクライナ情勢や米中関係、中国のゼロコロナ政策、世界的なインフレ、金融引き締め策、サプライチェーンの混乱、綿作地の天候、需給動向、競合作物の動向など様々な切り口で討論があった。

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