ライブ動画コマース「ライブショップ!」を運営するキャンディ(東京)は11日、第5弾のPBとなるレディスブランド「ブラウン&ストリート」を立ち上げた。公式ECサイトやライブショップ!(下旬以降予定)で販売する。
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これまでは、著名インスタグラマーなどをクリエイティブディレクターに据えて商品開発してきたが、今回はそれを置かず、「ブランドアンバサダープログラム」を導入する。5、6人のインフルエンサーを起用したブランドアンバサダーがライブ配信やファンとの交流によって、コミュニティーやコンテンツを確立するもの。D2C(ダイレクト・トゥー・コンシューマー)の素早いアイテム企画などに反映する。
SNSで多くの情報が入ってくる時代、「ブランドエンゲージメントが肝になる」(鍛冶良紀上級執行役員)と見ている。「〝ブランド絶対君主〟的な価値観よりも、アンバサダーにユーザーの代弁者かつ一番のファンとしてブランドを発信してもらうことで、より密度の濃い客との関係性を築きたい」という。アンバサダーは半年から1年ごとに入れ替え、「ブランドを新陳代謝させる」考えだ。
コンセプトは「トレンドオンアイビー」。アイビーやトラッドを土台に、トレンドを取り入れたファッションを値頃に提案する。モテをそこまで意識しない、おしゃれを好む20代後半~30代前半がターゲット。今秋冬は35型から開始し、1SKU(在庫最小管理単位)当たりのロットは35~100着。D2Cの強みを生かし、気温など季節変動に合わせて週単位で最適なMDを投入し、追加発注やセールは行わない方針だ。
ジャケット9000~1万8000円、ボトム5900~1万1000円、ワンピース6900~1万2000円など。