アウトレット施設にリユース業態が出店する。リユース大手のバイセルテクノロジーズ(東京、徳重浩介社長兼CEO=最高経営責任者)は6月3日、三菱地所・サイモンが運営するあみプレミアム・アウトレット(PO、茨城県阿見町)に高級ブランドのバッグ・小物・アクセサリーなどを揃えた中古品販売店を期間限定で出店する。三菱地所・サイモンが運営するPOでの中古品販売店の出店は初めて。急成長のリユースセレクト店が、集客力の高いアウトレット施設に出店するケースが今後増えそうだ。
同社は「良い物をお得に買いたい、というアウトレットモールの顧客ニーズに対して、入念な真贋(しんがん)チェックを経た高品質な中古品を実際に手にとってもらえる場を提供する」と期待する。
同社は、独自の「出張訪問買い取り」ノウハウを強みとし急成長している。「中古品は実物を手に取って確認したい」という顧客の声から実店舗の出店を進めているが、「新たな形でお得なショッピングを提供したい」という両社の思いが合致した。
あみPOでは6月3~11月3日に出す。近隣に実店舗がない人気ブランドを揃えるとともに、状態が良い3万~5万円台の商品を中心に、珍しい協業商品や非定番商品、通常の販売品よりもやや使用感がある「プチプラリユース品」も含め、500点以上を揃える。1~2カ月で店内商品を入れ替え、訪れるたびに新鮮さがある店を目指す。
販売する商品はすべて、買い取り時、商品仕分け時、販売前の3段階での真贋チェックを経ており、不正品の排除に努める。