【パリ=松井孝予通信員】仏ケリングは傘下メゾン「ボッテガ・ヴェネタ」のクリエイティブディレクターを退任したダニエル・リーの後任に、マチュー・ブレイジーを任命した。
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ブレイジーは84年生まれ。フランスとベルギーの国籍を持つ。ブリュッセルのラ・カンブルを卒業後、メンズデザイナーとして「ラフ・シモンズ」からキャリアをスタート。メゾン・マルジェラに移り「アーティザナル」ラインとレディスプレタポルテを担当した。14年に「セリーヌ」のシニアデザイナーに、16年から約4年間「カルバンクライン」で再びラフ・シモンズの下、経験を積んだ。20年にボッテガ・ヴェネタのレディ・トゥ・ウェアデザインディレクターに任命された。
ケリングのフランソワアンリ・ピノー会長兼CEO(最高経営責任者)は、「マチュー・ブレイジーが持つ豊かな経験と文化への造詣(ぞうけい)の深さは、ボッテガ・ヴェネタのレガシーを引き継ぐ任務にクリエイティブな力を与えてくれると確信している」と期待を表した。新クリエイティブディレクターによるコレクションは22年2月に発表される。