「ボッテガ・ヴェネタ」ダニエル・リー退任

2021/11/11 10:17 更新


ダニエル・リー

 【パリ=松井孝予通信員】仏ケリング傘下の「ボッテガ・ヴェネタ」は、クリエイティブディレクターの英国人デザイナー、ダニエル・リーの退任を発表した。先頃米デトロイトで発表された22年春夏コレクションが、リーの最後となった。声明では、両者合意の上での退任とあるが、その理由は記されておらず、突然とも言えるこの決定は驚きを与えている。後任は近々発表される。

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 リーは18年7月に同クリエイティブディレクターに就任。減収続きだったものを、リブランディングで卸事業を急伸させ、1年余りで増収にした。

 ケリングのフランソワアンリ・ピノー会長兼CEO(最高経営責任者)は、「メゾンに情熱とエネルギーを吹き込んでくれたダニエル、そして個人的にも、メゾンの歴史に特別な章を刻んでくれた彼に大変感謝している」と声明で述べた。リーも「ボッテガ・ヴェネタでの3年間は信じられないすばらしい経験だった。これまでの支援、またメゾンの歴史に加わる機会を与えてくれたピノー氏に感謝する」とした。



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