通販のベルーナは6月17日、20~30代レディスECサイト「リュリュモール」を開設する。多ブランドを展開するモールの位置づけで、40ショップブランドからスタート。20年3月期末で70に増やす。
立ち上がりの取引ブランドは、楽天市場の売り上げ上位ショップが中心になる。ベルーナの既存顧客が好むテイスト、アイテムを仕入れし、独自の編集で提案する。他ECモールにない特徴は、サイズ展開とする予定。まずは差別化と基礎固めを重視し、ゆくゆくは商品取扱高100億円を目指す。
同社は今期(20年3月期)、売上高1850億円(前期比9.9%増)、営業利益140億円(16.6%増)と増収・営業増益を見込む中で、アパレル総合通販は5.3%の減収、セグメント利益も2ケタ減益を予想する。カタログ用紙の不足と値上がりでこれまでの配布計画の修正を余儀なくされているため。収益確保のため、メンズ、インナーなどを拡販するとともに、「ベルーナ」ブランドでは中価格帯にチャレンジする。
昨年11月に発表した22年3月期で総合通販事業売り上げ1000億円を目指す計画は、23年3月期以降に後ろ倒しする。