ベイス 渋谷モディで「Z世代社長week」 実店舗運営をサポート ECショップオーナーに向け

2022/09/20 06:25 更新


 ネットショップ作成サービス「ベイス」を運営するベイス(東京)は、渋谷モディが運営しているリアル店舗出店スペース「シブヤベイス」で、期間限定店「Z世代社長week」を開催した。Z世代(90年後半から00年代に生まれた人)ショップオーナーの実店舗運営をサポートする初めての取り組み。

 ベイスによると大学生年代のネットショップ開設数は、19年と比較すると約1.8倍に伸長している。

 コロナ禍の緊急事態宣言を経て余暇が生まれたことが主な理由だ。「アルバイトの収入が減り、副業にチャンレジしたかった」などの声もある。

 同社のサービスは専門的なITの知識が無くても、スマホ一つでEC店舗を開設できる。モール型とは違い、ネット上に個人店舗を持つことができることも特徴だ。「SNSなどを通じた自己発信とファン作りが得意なZ世代と相性が良い」という。

 今回出店したアパレルブランド「べーバー」のディレクター兼デザイナーを務めるのは、21歳の山野邉舜平さん。2年前、服が好きだったという理由と「服を通して同世代に社会問題を問いかけたい」という思いからブランドを立ち上げた。

 ブランドロゴ入りのトートバッグなどが人気で、月の売り上げは100万円を超えることもあるという。

 売上金は、ブランド拡大の資金やウクライナ支援などの寄付に活用している。

 「実店舗を出すことと、社員に給料を渡すことが目標。今はECで安定した収入が得られるようにしたい」という。今回の期間限定店を通して、対面で同世代の来場者にブランドの取り組みを伝え、認知度向上を図る。


期間限定店でブランドのコンセプトを直接伝える

関連キーワードデジタルニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事