新型コロナウイルスの感染拡大は、サステイナブル(持続可能)経営を掲げてアパレル業界が過剰在庫や値引き乱発の抑制へ動き出した矢先の出来事だった。4月下旬にはほぼ全店休業となるチェーン専門店も多く、「売り場が無ければ何も売れない」という現実と、「今後生き残っていける小売業の姿とは」という課題を突き付けられた。バロックジャパンリミテッドの村井博之社長は、「世界レベルで人々のライフスタイルが変わるだろう。時代の変化に素早く対応し、新しい社会に踏み出していかないといけない」と話す。
(石井久美子)
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