「バラカバラッカ」 高島屋新宿店、玉川店で好調

2018/11/19 06:25 更新


 イーストリバーのレディスブランド「バラカバラッカ」は、高島屋新宿店と高島屋玉川店の自主編集売り場、スタイル&エディットで好調に売れている。新宿店は今年2月から、玉川店は8月から直営のコーナーとして運営しており、ほかに高島屋日本橋店、大阪店、京都店の同売り場などでも販売している。特に高島屋新宿店と玉川店で好評なのは、商品テイストが客の嗜好(しこう)と合致しているためだ。

 バラカバラッカのデザイナーは家永健司。デイリーシックをコンセプトとした上品で上質な作りで、インポートのような雰囲気がある。甘いフェミニンには寄せず、直線のディテールを生かした、きりっとした女性らしさがあるデザインで、ブラウス、ドレスなどがキャリア女性やおしゃれで活動的なママ世代に好まれている。「カッコよくシックに生活している〝帰国子女テイスト〟と言えるのでは」と家永。デザイナー独特の個性もありながらこなれた価格のデイリーウェアだ。春夏でブラウスは1万円台後半~2万円台、ドレス2万9000円~5万円台、ジャケット3万円台後半~5万円台。高いもので秋冬のコート10万円前後。全て国内生産。

 19年春夏はドレスはハトメからのドローストリングなど、ハトメをポイントに使ったデザイン、梳毛ウールの半袖、ネックラインを折り返してバイカラーにしたデザインなど。ブラウスはVネックのラインを襟のように切り替えたりテープで装飾したり。仕事に向くネイビーのジャケット、ジャンパースカート、スポーティーなブルゾンとアイテムは一通り揃う。柔らかくきれいな表情のポリエステル、麻などを使っている。

 今後は卸よりも直営で、「ブランドとして自社で売る力」を強くしたい考え。価格を比較して選ぶのでなく、これがいいと分かって買う客に、そのニーズにこたえながら販売していく。

19年春夏のドレス4万5000円
高島屋玉川店の売り場


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