バングラデシュの日系アパレル・縫製企業 政情不安よりも賃上げ響く

2024/01/05 06:30 更新有料会員限定


 バングラデシュでの物作りが揺れている。政情不安が言われるなか、まだ影響は軽微なものの、日本のレディスアパレルメーカーや現地に縫製工場を持つ企業の一部では出張を控える動きがある。昨年12月に縫製業の最低賃金が引き上げられ、コストアップへの対策も不可欠だ。

(小坂麻里子)

【関連記事】量販店向けレディスアパレルメーカー 生産はASEANを中心に分散

長引かない見方

 バングラデシュでは、総選挙が24年1月7日に決まって以降、与野党の対立が激しくなっている。ジェトロ(日本貿易振興機構)は、野党連合の交通封鎖で放火や散発的な衝突が発生したと報じている。在バングラデシュ日本国大使館は、政治集会とデモの実施に伴う注意喚起を発出し、デモ会場やその周辺には近づかないよう注意を呼び掛けている。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事