バリー、新たな経営体制に 成長戦略を強化

2019/05/10 13:59 更新


 スイスを拠点にするラグジュアリーブランドのバリーは9日付で、ニコラ・ジロットCOO(最高執行責任者)がCEO(最高経営責任者)に昇格し、13年からCEOを務めてきたフレデリック・ドゥ・ナープ氏は副会長に就任した。新たな経営体制で「バリー」の成長戦略を強化する。

 これまで、ドゥ・ナープ氏のリーダーシップのもと、ブランドの位置付けの見直し、若い富裕層を取り込む商品や販促宣伝を強化、18年の営業利益は前年比で35%増となった。ジロット氏は、15年からバリーの取締役会と執行役員会の一員で、ナープ氏とともに行ってきたブランド戦略を今後も継続する。最近は、アイウェアのライセンス契約で扱い分野を拡大している。

 中国の高級ECモールへの出店などECの強化と合わせ、直営店ビジネスも伸ばしている。今月は北京に新規出店し、今夏はミラノに路面店を出す予定。



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