バレエ・ザ・ニュークラシック2024 現代視点の性差超えた肉体表現 幾左田千佳が衣装を担当

2024/08/21 15:00 更新有料会員限定


「白鳥の湖」よりオデット(photography:Fukuko Iiyama)

 「バレエ・ザ・ニュークラシック2024」と題されたバレエの公演がこのほど、東京の新国立劇場で開かれた。従来のバレエの公演とは異なる現代の視点で再解釈されたバレエのプロジェクトだ。この衣装を担当したのはデザイナーの幾左田千佳。演出を若槻善雄氏が手掛けるなど、ファッション人脈が新しいバレエの表現をアシストした。

(小笠原拓郎)

 公演の背景には、バレエダンサーの日本での職業としての立ち位置が関係している。海外では、王立あるいは国立組織として存在するバレエ団に所属するダンサーたちは、国家公務員扱いの場合も多い。限られた狭き門を通り抜けてバレエ団に所属するダンサーは、社会的に認められ経済的に保証され、国民からリスペクトされている。

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