矢野経済研究所は、24年のベビー・子供服小売市場が前年比0.2%増の8405億円と推定した。
少子化でも市場が縮小していない理由に、価格訴求力のある専門店チェーンやカジュアル衣料品店への消費者の安定した支持を挙げる。
23年は2.6%増の8385億円と推計。商品の値上げやインバウンド需要回復などで3年連続のプラスとなった。20年の新型コロナ感染拡大の影響で、市場は7872億円まで縮小したが、21年からは微増で推移している。コロナ禍前の19年の9141億円の水準には戻っていない。今後は、数年は横ばいを維持しながらも少子化に伴い縮小すると予想する。