アツギが25~27年度の中期経営計画を発表した。カジュアル化や〝生足〟志向などを背景に、主力事業のストッキング市場はピークの10億足からコロナ禍前で既に3億足近くに縮小していたが、その後の5年でさらに半減し、現在は1億3300万足に。同社では中国工場を巡る経営環境の変化も重なり、20年度から急速に業績が悪化した。新しい中計では、企画・開発・生産・販売・財務・人材活用など様々な分野で、抜本的な改革を目指す。
(山田太志)
コロナ禍以降で需要の激減した商品の代表例がストッキング。服装規定の廃止、カジュアル化をはじめとするトレンドの変化、テレワークの増加などで、業界全般が苦戦。工場の閉鎖や縮小、一部破綻する中小メーカーも相次いだ。
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