アシックスとアシックスジャパンは、包括的な「働き方改革」への取り組みを7月から段階的に実施する。働き方改革では「意識改革」および「制度/環境整備」を通じて、社員の自律的な働き方を促す。
アシックスは中期経営計画「アシックス・グロース・プラン(AGP)2020」で「個人とチームの成長」を経営戦略として定めており、「人事システムと働く環境を整え、多様な社員の能力を最大限生かす」という経営方針を打ち出している。今回実施する働き方改革は、その戦略を具体化し、加速させるもの。
意識改革では、全社メッセージの発信、社内報・社内イベントを活用した継続的な啓蒙(けいもう)活動、生産性向上や効率化を目指したトレーニングの実施を通じて、社員の意識改革に取り組む。さらに、統括部長が主体となって統括部ごとに各施策の運用ルールを定め、総労働時間などのKPI(重要業績評価指標)を明確にすることで、各部門および個人の主体的な取り組みを促す。
制度/環境整備では、フレックスタイム制度や在宅勤務制度の拡充による柔軟な働き方の促進、サマータイムやノー残業デー、定時後の社内スポーツイベントなどに応じた早期退社の促進、スポーツ休暇やプレミアムフライデーを活用した計画的な業務遂行を推奨し、社員の自律的な働き方を促す。また、それらを支える新勤怠システムの導入やマルチデバイス対応など環境整備にも取り組む。