アリガインターナショナル(東京)は、ライセンス契約を結んでいる米国アウトドアブランド「シエラデザインズ」の22年売り上げが過去最高となった。ブランド誕生55周年となる23~24年秋冬は、アイコンとなる綿60%・ナイロン40%のいわゆる「60/40」(ロクヨン)の生地にインビスタの「コーデュラ」ナイロンを使った新シリーズを加え、攻勢をかける。
22年は、主力の秋冬物で大手セレクトショップとの別注企画を多く手がけ、〝レトロアウトドア〟というファッションの流れも追い風となり、全般的に堅調だった。ブランドの代名詞となる米国製のロクヨンのマウンテンパーカをはじめ、ポリエステル65%・綿35%のブルーレーベルのキャバリージャケットやウィメンズのアウターも売れている。
23年秋冬は、ロクヨンの経糸(ナイロン)をコーデュラに変更し、耐久性や防風性を高めた定番モデルを出す。マウンテンパーカ(本体4万円)をはじめ、タコマコート(3万1000円)、ダウンシエラジャケット(4万6000円)など全7型。アジアの生地と縫製にすることで米国製(マウンテンパーカ6万円)よりもリーズナブルな価格で提供できるため、2本柱で提案を強化する。
なお、ブルーレーベルではボアパーカ(3万6000円)や「テフロン加工」したウィメンズのダウンジャケット(4万円)などを新たに出す。