総合アパレル6月商況 気温上昇で夏物が好調

2024/07/08 17:30 更新


 総合アパレルメーカーの6月の商況(速報値)は、気温上昇と梅雨入りの遅れで夏物が動き好調だった。全社売上高伸び率は、オンワードホールディングス(HD)が11.4%増(既存店は10.4%増)、ワールド9%増(10.6%増)、TSIHDが10.6%増(12.6%増)、三陽商会が13%増(非公開)。

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 オンワードHDは、ブラウスや半袖のニットトップ、サテンのボトムなど盛夏アイテムが売れた。オンワードパーソナルスタイル(東京)のオーダーメイドブランド「カシヤマ」の実店舗来店客数及び売り上げは、継続的な販売促進施策により大幅に増加した。クリエイエティブヨーコでは、ペット用の接触冷感素材を使ったクールアイテムの売り上げが伸びた。

 ワールドは、ノースリーブなど短い袖丈のシャツやブラウスが売れた。汗ジミ防止や接触冷感など機能素材商材も好調。自社ECは、LINEなどを利用した販促施策による集客効果で高単価商材が動いた。

 TSIHDは、夏物が動いたことやECでのセールの本格化で前年を大幅に超えた。三陽商会は、円安によるインバウンド需要と月末から開始したクリアランスにより好調に推移した。



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