AOKI デジタル接客アプリ導入 安全な購買体験提供

2020/05/22 06:28 更新


 AOKIは5月20日、AOKI店舗のオムニチャネル化を図るため、販売スタッフを対象にバニッシュ・スタンダード(東京)が運営する「スタッフスタート」の導入を開始した。

 スタッフスタートは、店舗の販売スタッフがコーディネート投稿をはじめとするデジタル接客を可能にするアプリサービス。同アプリで人気のコーディネート投稿機能では、販売スタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報をひもづけ、顧客は公式オンラインショップやスタッフ自身のSNSに投稿することができる。これによって、顧客は直接店舗に足を運ぶことなくコーディネート提案や商品説明を受け取ることができ、販売スタッフは勤務する店舗に関係なく、アプリ上で接点を持った顧客に対して販売が可能になる。新型コロナウイルスの影響で外出自粛の状況下でも、客に安心して買い物を楽しんでもらえる。

 今回は約40人での先行導入だが、将来的には全スタッフへと拡大する予定。同アプリのコンテンツを経由して購入に至った場合は、そのスタッフの実績としてカウントし、店舗売り上げと合わせて評価を行うなど、スタッフのモチベーション向上につながる新しい評価基準を設ける予定だ。現在、働き方の変化による服装の自由化は大きな潮流となっており、同アプリの導入によって、それぞれの顧客に合わせたより細やかな装いの提案も可能となる。今後も店舗とECの連動性を強化し、よりよい購買体験を提供していく。

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