AOKIは今秋冬、ワーキングミセス向けに独自開発したサイズ・型紙による新ライン「AOKIウーマンスタイル」をスタートした。女性の就業率の上昇、管理職への登用などで増え続ける40~50代の働く女性の「年齢に伴う体形変化により着心地が変わる」「部分的シルエットが気になる」などの悩みを解消するための商品を提案する。AOKI全店(565店)とオンラインショップで販売し、3年後に売上高50億円を目指す。
女性の就業率(総務省)は今年70%となり、AOKIの30代以上の女性客数も09年に比べ10倍以上の27万人超まで増加している。「自分に合うサイズやシルエットが見つからない」「きちんと見える格好がしたい」など着こなしに関する悩みも多い。それらを解決するため、ビーエム・ディーシステム(佐藤隆三代表)の協力により、3Dボディースキャナーによる3D人体計測データ(約500人)を解析し、独自のサイズ規格を設定、服種別のブロックパターンからマスターパターンを作成し、サイズ展開する。
新ラインの商品は着用時の背中や二の腕の圧迫感を軽減し、美しいシルエットと快適性を追求。ストレッチ性やしわになりにくい、イージーケアなどの機能性も備える。軽く羽織れるノーカラーのフィットニットジャケット(1万5000円)をはじめ、表地と裏地がストレッチのプレミアムウォッシュスーツ(ジャケット2万3000円、ボトム1万2000円)、裾に前後差をつけて長めの着丈にした袖コンシャスカットソートップ(6900円)などトータルで揃える。
発表会見では、新ラインのアドバイザーを務めた尾原蓉子AOKIホールディングス社外取締役とアンバサダーの中江有里さん(女優・作家)によるトークショーも開催した。
