読者の皆様のご質問に編集委員が答えるコーナーを設けました。第1回は、「インフルエンサーブランドについて知りたい」。この問いに対し、小笠原拓郎編集委員がファッションビジネス業界での位置付けや今後の見通しとともに解説します。
インターネットの普及とSNSによる個人の情報発信が発達する中で、巨大なフォロワーを持つインフルエンサーがファッション市場に参入している。直接、物作りの背景を持たない個人であっても、そこを補うアパレルメーカーやOEM(相手先ブランドによる生産)企業と組むことで、インフルエンサーブランドとしてビジネスが成り立つようになった。
ファッションブロガーやソーシャライツと呼ばれた人たちが、インフルエンサーとして人気を集めた。一例を挙げれば、かつてファッションブロガーとしてマーク・ジェイコブスの熱烈なファンだったブライアン・ボーイが有名どころ。インフルエンサーとして話題になったため、毛皮メーカーをはじめ、いくつかのブランドからもアプローチを受けて服を作った。
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