イオンモール白山開業 街歩き要素打ち出す 年間800万人集客見込む

2021/07/20 06:26 更新


 イオンモール白山(石川県白山市)が7月19日に開業した。店揃えなどの規模とともに、「ゆっくり過ごしてもらう」(岩村康次社長)空間づくりで地域での定着を目指す。

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 イオンモール白山は総賃貸面積7万4000平方メートルに北陸最大というテナント200店を揃えた。近隣にあったイオン御経塚SCを実質、建て替え増床した形で、金沢市中心部から南西7キロにあって年間800万人の集客を見込む。

 7月15~18日のソフトオープン期間は足元商圏中心に14万5000人を集め、力を注いだ食関連が好調だったという。地域からの支持を引き継ぐとともに、もう一つの重点、エンターテインメントの機能で、「かほく」「新小松」と県内でも三つになるイオンモール同士ですみ分ける。

 さらに〝街歩き〟を打ち出す空間もポイント。モール中央部に設けられた〝かがやきストリート〟は自然光を取り入れた3層の大きな吹き抜け。緑豊かな街路樹が並ぶような演出をしている。大型ビジョンを備えた広場が別にあり、ここではあまりイベントも行わず、くつろぐ場にする。降雪のある地域であり、開業日のような猛暑でも屋内で快適に過ごせることは来店動機になるとみた。そして「舞台装置を整えた」快適な空間の中で各テナントが売り込むことを見込む。

緑豊かな吹き抜け「かがやきストリート」


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